FXは、チャートを利用した取引手法が一般的となっています。
その中でも、主にトレンド系とオシレーター系と呼ばれる二つの手法が非常に人気の高い取引手法なのです。
為替相場は、基本的に大きな流れによって成り立っています。
この流れを作っているのはトレンドというものです。
これは、チャートの移動平均線というツールを利用すれば簡単に理解できます。
移動平均線というのは、チャートの変動を何日かに区分して表示したツールで、現在の為替相場がこの移動平均線の上を行っているのかそれとも下を行っているのかでこれからの相場の動向がわかるようになります。
例えば、移動平均線の上を相場が変動しているときには上昇トレンドと言って、相場の動きが強気に働いていることがわかります。
上昇傾向にありますので、投資家としても強気で通貨を売買することができますので、非常にわかりやすい指標と言えます。
逆に、移動平均線の下を相場が行っているときには、下降トレンドといいます。
相場全体の流れが弱気になっていますので売りが加速し、底値を見極めながら取引をしなくてはいけないので下手をすればそのまま相場が下がっていくこともあるのです。
トレンド系は移動平均線で相場が反発するかしないかを見極めることによって比較的簡単に取引のタイミングを掴めることができますので、初心者でもわかりやすい手法だと言えます。
そして、トレンド系とは反対にオシレーター系の手法というのはこうした流れで相場を見るのではなく、その時々の相場の状況によって売買を行うことを言います。
何を参考にするのかというと、通貨が買われすぎてないか、それとも売られすぎていないかを見るのです。
オシレーター系は、現在の相場が通貨に対して間違った判断をしていないかを見ていくことになりますので、短期的な取引に非常に向いています。
タイミングが掴めればレバレッジで一気に大きな勝負ができますので、短期で大きな利益を掴むことも夢ではありません。
どちらを利用するにせよ、チャートのこうした使い方は取引において非常に重宝することになります。